クラウド化の可否

【山田祥平のRe:config.sys】パケ死寸前 - PC Watch


正直言ってクラウド化の推進には反対です。
クラウド化って一見便利ですが、それって売る側にとって便利なだけなんですよね。
コピーとかの対策にもなりますし。
でも個人や会社で使う分には非常に不便です。
例を挙げてみましょうか。
クラウド化するとローカルにはファイルが残らず、
買った会社の管理する認証用サーバーにアクセスし、コンテンツにアクセスする権利が与えられるだけです。
では、何らかの事情でその認証用サーバーが止まってしまったらどうなるか?
考えるまでもなく使用不能となります。


ソフト認証用のサーバーがトラぶっていて資料が作れませんでした、なんて言い訳が実社会で通用すると思っているのでしょうかね?と。

 というのも、今後、モバイルデータ通信トラフィックが、さらに増えることになるのは間違いないからだ。データはクラウドに置き、端末に同期させてそれを参照することが一般的になる。それができないアプリやサービスモデルは邪悪なものとされるだろう。

 今後は、スマートフォンやPCローカルのみに存在するデータは禁じ手となる。これまでローカルストレージに依存してきた音楽データも、当たり前のようにクラウドに置いてストリーミングで楽しむようになる。撮影した写真はユーザーが意識しなくても、知らない間にクラウドにアップロードされている。GoogleAmazonも、そしてAppleも、携帯電話事業者のハラハラはどこ吹く風と、トラフィックの増大を招く魅力的なサービスの提供に熱心だ。


クラウド化自体に反対する訳ではありませんが、
「今後は、スマートフォンやPCローカルのみに存在するデータは禁じ手となる」はないでしょう。

誰が好き好んで自分の買った物の生殺与奪を他人、しかもいつ撤退するか分からない企業なんかに預けられます?
売る側だけに有利で買う側には何にもメリット無いんですよ?
これでフルプライスの値段だったらマジギレします。
エロゲーならともかく、音楽とか映画で要インターネット接続だなんてサービスは利用したくありません。
劇的に安くなるなら我慢するかもしれませんが、それもなさそうですし、
所謂「禁じ手」を常用することになりそうです。