ゲームよしなし考

世の中にはゲームをする人とそうでない人がいるように、
ゲームをする人の中にも種類がある。
大別すると、ゲームを“プレイして楽しむ人達”と“ゲームを評論して楽しむ人達”である。


前者はゲームを主に趣味というか余暇の消化用(暇つぶし)として捉えている人。後者は話のタネとして捉えている人。
くだけた言い方をすれば、前者にとってゲームは主食、後者にとってはゲームは間食だ。
だから後者の人は簡単にネガティブキャンペーンをやったり動画評論に走ったりすることができてしまう。


作る側、売る側の立場から想像してみたら、後者の人は本当にうざったい。というか厄介極まりない。
基本、この人達は文句しか言わない。
動画だけ見て、やれ『ゆとり仕様』だの『ゲームシステムがクソ』だのと貶すだけ。
ゲームを買わないくせに、遊ばないくせに、文句だけはイッチョマエ。
だから誰からも嫌われる。
“敵にしたら厄介で、味方にしたら頼りない”を地で行ってしまっているから表面上、相手はしてもらえるけれど、
枯れ木も山の賑わいみたいな感じ。


ゲーム業界が生き残っていくというよりこれから食べていくには前者、それも二つの種類に分けられる―を相手に商売していく他にない。


粋狂な人=ゲーマー=ほんとうの意味での上得意な人は欲しいソフト1本あれば、ハードを買って遊んでしまう。
「ゆとり仕様」とか文句を言ったりする場合もあるけれど、
基本的にゲームが上手いから初心者への配慮とかも出来るし、
情報把握力も高いから嘘情報に踊らされてネガティブキャンペーンに参加したりもしない。
自分たちは世間からしたら少数派だと分かっているから、行動もあまり過激にならない場合が多い。
その上粋狂だから、見えてる地雷でも踏みに行ってくれたりする。


WiiやニンテンドーDSとかで入ってきた人達=ライトユーザー=多数の新規顧客はゲーマーと違って飽きっぽく、忍耐深くない。
だからちょっとでも難しそうだったり、入りにくそうだったら買わないし、やらない。
情報の真贋を見極める力が少ないから、嘘の情報、ネガティブキャンペーンにハマってしまうこともありがち。
その上ゲーム以外の娯楽は他にもあるから、メインストリームじゃないから簡単に離れていってしまう。
だから自称、ゲーム評論家みたいな人や、いわゆるゲハブログとその信者たちは嫌われている訳だ。
ウソを撒き散らしてライトユーザーを騙し、新規顧客の獲得をジャマし、ネガティブキャンペーンをすることでゲームを作って売っている会社に打撃を与える。


ゲーマーは少数派だからどう頑張っても会社を支えきれない。
だからゲーム会社は弱いところからバンバン潰れていく。
潰れたくない会社はゲハブログみたいなブラックジャーナリスト的な所に便宜をはかって生き延びようとし、
本来買い支えてくれるゲーマーからも嫌われてしまう。


何が言いたいかって言うと、ゲハブログとそれにたかるゲハユーザーは自分達がしてることがゲーム業界全体の不利益になってる面があるってことを自覚し、自重してほしい。


ゲームしない人がゲーマーを名乗るなんて烏滸がましいし、評論するなんてもっての外。美味い不味いは自分の舌で確かめてからにしようよ。
僕はそう思います。