文化審議会著作権分科会のアホー!

http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011011701000193.html


 文化審議会著作権分科会の小委員会は17日、映画DVDなどに組み込まれた複製防止機能を外してコピーができるようにするいわゆる「リッピングソフト」や、ゲームの違法複製ソフトを利用可能にする「マジコン」と呼ばれる機器の配布などを法規制するよう求める報告書案について審議した。


マジコンはともかく、DVD複製禁止はないでしょう。
某人民共和国みたいにネットの検閲でもしない限り、DVDのプロテクトを解除してくれるソフトなんて簡単に手に入ります。というよりも、無意味に消費者の権利を狭め、著しく不利な立場にしてどーする気ですか>文化庁


DVDに限らず、総てのメディアには寿命があります。
僕の家にはアニメ版もやしもんの全巻とトランスフォーマートランスフォーマーリベンジ・G.I.JOE・ゲットスマート・エヴァンゲリヲン新劇場版;破・イツワリノウタヒメ涼宮ハルヒの消失のDVDがありますが、DVDの寿命を勘案して、総てISOファイルにしてHDDに格納してあります。
恐らく数年後、いざ見ようとした時には読めなくなっている場合があるでしょう。
ISOファイルにしておけば、その時にはデータをDVDに焼き付けて再度鑑賞することが出来るようになります。


この改正案が通ったら、私的複製の権利が狭まり、DVDのバックアップができなくなります。
DVDの寿命が来た時に、ウチにあるDVDたちが売ってるかは定かでは無いんですよ。
特にもやしもんなんて探しまわって全巻手に入れたんですから。


この改正案が通り、施行されたら我が家のDVD達は「僕の所有物」から「レンタル品」になります。
正規の料金を払って買ったのに、Itunesストアやツタヤで借りたDVDと同列にされるとは。
幾ら違法コピー撲滅の為とはいえ、そんな理不尽が許されたらたまったもんじゃない。
フェアユースの概念がある米国と違い、そんなのがない日本でアクセス権を企業サイドに握らせるなんて正気の沙汰じゃありませんよ。


せめてDVDの複製禁止だけは記載しないでいただきたいものです。